高精度を実現する
生産工程のこだわり

こだわり1

鉄鋼材料は、各種工程を経て、板、棒、管などの形で、メーカーから供給されます。鋼材を使用する側は、規格名を媒体にして、メーカーから鋼材を購入し加工して製品を作ることになります。この鋼材購入から製品の完成までには、種々の工程があり、全ての工程に鋼材情報を正しく伝える必要があります。精度にこだわるトーセイでは国内メーカー品のみを採用しております。

こだわり2

コイリングは一般的には機械で行う場合が多いですが、トーセイでは多品種少ロット生産を得意としております。大量の製品が必要な場合であれば、機械を使用する場合もございますが機械の設定に時間をロスしてしまうことや、機械では加工が困難な形状な場合も多いのです。トーセイには熟練の技がありますので、短時間で納品しなければならない場合や、特殊な形状や小ロットの場合などには手作業にてコイリングを実施します。

こだわり3

研削加工とは、研削工具である研削砥石や超砥粒ホイールなどを用いて、研磨加工を行いバネを直角に自立させるために仕上げる加工方法です。通常、機械で研削を行うために直角の精度を出すのには限界がございます。トーセイには機械＋職人による匠の技で対応し、小ロット品には匠の手作業＋砥石の砥粒・粒度の的確な判断により加工する為、機械だけでは困難である精度の実現が可能です。

こだわり4

仕上げに寸法調整(芯取り)を行います。0.1mmの寸法と1NTのバネ特性を実現するためには機械では実現が不可能です。ですので、トーセイでは手作業にて寸法調整(芯取り)を行います。この際に活躍するのが、トーセイが独自に開発した「箸」です。適度なピッチ間隔に広げる作業を各ピッチ箇所で行い、全体の寸法と特性を調整します。単純な作業ですが、適度な寸法を出す力加減は、長年経験を積んだ職人にしかわかりませんし、数が多くなるほど集中力の維持が大変な作業になります。